よくある目の病気

よくある目の病気一覧

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

原因

原因は不明です。

症状

自由に目が開けにくい。まばたきが多い。まばたきをコントロールできない。

治療

ボトックス(ボツリヌス菌)という薬を患部に注射します。当院でも注射はできますので、症状のある方は、一度診察にお越しください。

注意

他の病気と診断されることが多く、ひどい場合、うつ病等発症することもあるので注意が必要です。

眼瞼下垂(がんけんかすい)

まぶたが下がってきてしまう病気です。

原因

生まれつきの場合もありますが、ほとんどは加齢によるものです。

症状

まぶたがさがり、視界が遮られる。

治療

視力低下を伴う場合は、手術が必要です。まぶたをつりあげてあげる手術です。
いろいろな病気によって発症している場合もあるので、注意が必要です。

緑内障(りょくないしょう)

緑内障とは、眼圧によって視神経の乳頭部が傷み、徐々に視野が欠けてくる病気です。

症状

ほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに徐々に進行していきます。急性の場合は、急激に眼圧があがり、目の痛み、吐き気を伴います。
あまりにも症状が強いため、内科、脳外科を受診する方もいらっしゃいます。

治療

点眼による眼圧コントロールが第1選択です。飲み薬も併用する場合もあります。
コントロールが不十分な場合、レーザー治療や手術をおこいます。急性緑内障の発作の場合、眼圧を下げる点滴と目薬で治療します。

注意

40歳以上の方は、20人に1人の割合で緑内障にあるという結果があります。中高年の失明原因の第1位です。
定期的に眼底検査をおすすめします。緑内障の方は、目薬をしっかりさし、定期健診を必ず受けてください。
かけた視野は、もとには、戻せません。白内障と違い手術しても治りません。

白内障(はくないしょう)

白内障とは、カメラのレンズ部分にあたる水晶体が、にごってくる病気です。
アトピー性皮膚炎の方は、若くても白内障になる方もいらっしゃいます。

原因

加齢、先天性(うまれつき)、外傷性(目をぶつけた)、アトピー、薬剤によるもの。

症状

かすみ、特に明るいところに行くとギラギラして見えにくい。暗くなってもさらにかすむ、ものが二重に見えるといった症状が出てきます。

治療

白内障の進行を遅らせる目薬をまず開始します。当院では、日常生活に不便が出てきたときに手術をすすめています。
手術時間は、約15分くらいです。

翼状片(よくじょうへん)

原因

原因は不明です。紫外線が原因ではないかといわれています。

症状

目のところに半透明の白い膜が掛かってきます。初期の場合は軽い異物感程度ですが、進行すると乱視が出てきて視力低下の原因となります。

治療

目薬で様子をみて、視力に影響している場合は、手術をして切除します。若い方は再発の確率が高くなります。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ[ものもらい])

原因

ばい菌が、まつ毛の根元近くの脂腺や汗腺に入ることでおきます。

症状

まぶたの腫れ、赤み、かゆみ、痛みを生じます。

治療

抗生物質の目薬や、飲み薬で様子をみます。腫れがひかない場合は、切開してうみを出します。

注意

自然に治ることもありますが、こすったり押したりすると炎症が広がり、治りがおくれるので目を触らないで下さい。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

原因

あぶらをだすマイボーム腺がつまることでおきます。

症状

通常は、痛みはなくころころして異物感があります。ばい菌による細菌感染を伴う場合は、赤み、はれ、痛みがあります。

治療

抗生物質の目薬、炎症を抑える目薬で様子を見ます。しこりが残って気になる場合は、切開して出します。
初期の場合は、家で蒸しタオルで温めるという方法もあります。

注意

中高年の方で繰り返しできる場合は、ガンの可能性もあるためその部分を採取して検査に出します。お子様は、全身麻酔で手術を行うこともありますので適切な医療機関をご紹介します。

ウイルス性結膜炎(ウイルスせいけつまくえん)

皆さんも一度は耳にしたことがあるとおもいますが、代表的なものにははやり目(流行性角結膜炎)があります。

原因

アデノウイルスというウイルスが目に入り起こります。はやり目は、非常に感染力が強く学校での感染、院内感染を引き起こしたりする怖い病気です。他にもエンテロウイルス、ヘルペスウイルスなどがあります。

症状

充血、めやに、異物感、涙目などです。受付の際に充血していて、めやにの症状がある場合、当院では念のため他の患者さんと別の椅子でお待ち頂いております。小さなお子様の場合、車でお待ち頂くこともあります。
気分を害される方もいらっしゃるかと思いますが、院内感染予防にご協力ください。

治療

はやり目には、特効薬はありません。そのため治療としては、症状に対して抗生物質の目薬および炎症を抑えるステロイドの目薬を処方します。

感染してしまったら下記のことを気をつけてください。

  • 家族とタオルをわける
  • 学校は行けません(会社も強制ではありませんが、出来る限り休んでください)
  • しっかり手を洗う
  • 休息を十分取る
  • 人ごみは避ける
  • プールは絶対に入らない

アレルギー性結膜炎(アレルギーせいけつまくえん)

原因

アレルギー反応をおこすアレルゲンという物質が目の表面に付着して起こります。アレルゲンには、スギ、ヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニなどがあります。

症状

目のかゆみ、はれ、充血、異物感、めやに、涙目

治療

抗アレルギーの目薬でかゆみをとります。当院では、防腐剤の入っていない涙と同じ成分のソフトサンティアという目薬で洗眼してもらってから目薬する事をすすめています。炎症のひどい場合は、ステロイドの目薬もあわせて処方します。症状に応じて、のみ薬、鼻のスプレーも処方します。

細菌性結膜炎(さいきんせいけつまくえん)

原因

ばい菌が、白目やまぶたの裏側などについておこります。
ばい菌の種類は、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などがあります。

症状

充血、めやに、異物感があげられます。
うみのような黄色のめやにがでるのが特徴です。
当院では、めやにを採取して培養検査を行い、どの薬が効くか調べています。

治療

抗生物質の目薬をさします。検査で菌が確定すれば、一番効く目薬に切り替えます。

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