目やにが多い
翼状片(よくじょうへん)
原因
原因は不明です。紫外線が原因ではないかといわれています。
症状
目のところに半透明の白い膜が掛かってきます。初期の場合は軽い異物感程度ですが、進行すると乱視が出てきて視力低下の原因となります。
治療
目薬で様子をみて、視力に影響している場合は、手術をして切除します。若い方は再発の確率が高くなります。
ウイルス性結膜炎(ウイルスせいけつまくえん)
皆さんも一度は耳にしたことがあるとおもいますが、代表的なものにははやり目(流行性角結膜炎)があります。
原因
アデノウイルスというウイルスが目に入り起こります。はやり目は、非常に感染力が強く学校での感染、院内感染を引き起こしたりする怖い病気です。他にもエンテロウイルス、ヘルペスウイルスなどがあります。
症状
充血、めやに、異物感、涙目などです。受付の際に充血していて、めやにの症状がある場合、当院では念のため他の患者さんと別の椅子でお待ち頂いております。小さなお子様の場合、車でお待ち頂くこともあります。
気分を害される方もいらっしゃるかと思いますが、院内感染予防にご協力ください。
治療
はやり目には、特効薬はありません。そのため治療としては、症状に対して抗生物質の目薬および炎症を抑えるステロイドの目薬を処方します。
感染してしまったら下記のことを気をつけてください。
- 家族とタオルをわける
- 学校は行けません(会社も強制ではありませんが、出来る限り休んでください)
- しっかり手を洗う
- 休息を十分取る
- 人ごみは避ける
- プールは絶対に入らない
アレルギー性結膜炎(アレルギーせいけつまくえん)
原因
アレルギー反応をおこすアレルゲンという物質が目の表面に付着して起こります。アレルゲンには、スギ、ヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニなどがあります。
症状
目のかゆみ、はれ、充血、異物感、めやに、涙目
治療
抗アレルギーの目薬でかゆみをとります。当院では、防腐剤の入っていない涙と同じ成分のソフトサンティアという目薬で洗眼してもらってから目薬する事をすすめています。炎症のひどい場合は、ステロイドの目薬もあわせて処方します。症状に応じて、のみ薬、鼻のスプレーも処方します。
細菌性結膜炎(さいきんせいけつまくえん)
原因
ばい菌が、白目やまぶたの裏側などについておこります。
ばい菌の種類は、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などがあります。
症状
充血、めやに、異物感があげられます。
うみのような黄色のめやにがでるのが特徴です。
当院では、めやにを採取して培養検査を行い、どの薬が効くか調べています。
治療
抗生物質の目薬をさします。検査で菌が確定すれば、一番効く目薬に切り替えます。